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南アフリカランド円でスワップトレード(毎月一定通貨積立投資)
毎月一定通貨積立投資は、その名の通りランド円を毎月一定通貨購入していく長期投資法です。
全額一括投資と購入の仕方は違いますが、これもスワップ金利の収入をメインとしたスワップトレードです。
検証1) リーマンショック前にランド円を毎月購入後、2017年1月に一括売却
全額一括投資の時と同じく、リーマンショック前(つまり南アフリカランドが暴落する前)の2008年1月から南アフリカランド投資を開始した場合を検証してみました。
年月 | 2008年 1月 |
2008年 2月 |
2008年 3月 |
・・・ | 2010年 6月 |
2010年 7月 |
・・・ | 2017年 1月 |
売買量 | 1万通貨 購入 |
1万通貨 購入 |
1万通貨 購入 |
・・・ | 1万通貨 購入 |
新規購入 なし |
・・・ | 30万通貨 売却 |
合計 | 1万通貨 | 1万通貨 | 1万通貨 | ・・・ | 30万通貨 | 30万通貨 | ・・・ | 0 |
平均購入レート | 売却時レート | 為替損益 (30万通貨) |
スワップポイント (30万通貨) |
トータル (30万通貨) |
12.02円 | 8.64円 | -101万4000円 | +142万7697円 | +41万3697円 |
2008年1月~2010年6月までの30ヶ月、毎月定期的に南アフリカランドを購入し2018年1月まで保有し続けたとすると、受け取るスワップポイントは
+142万7697円(1万通貨づつ購入していき、合計30万通貨購入した場合)
となります。
検証1の平均購入レートは12.02でした。
2017年1月のランド円の為替レートは8.64円なので
8.64円-12.02円=-3.38円となり、為替差損は
-101万4000円(30万通貨の合計)
となります。
スワップと為替差を足すと
142万7697円-101万4000円=+41万3697円(30万通貨の合計)
1万通貨あたりに換算したら、平均保有期7年9ヶ月で13790円の利益です。
2008年の世界金融危機前から購入したにもかかわらずプラス運用です。
レバレッジ別の年利は、下表のようになります。
レバレッジ | 必要証拠金 (30万通貨) |
平均保有期間 7年9ヶ月の損益 |
平均年利 |
1倍 | 360万6000円 | +41万3697円 | +1.5% |
2倍 | 180万3000円 | +41万3697円 | +3.0% |
3倍 | 120万2000円 | - | 実行不可能 ※2008年10月に7.62円を記録したため 追加の証拠金が必要 |
検証2) リーマンショック後にランド円を毎月購入後、2018年1月に一括売却
次に、リーマンショック後(つまり南アフリカランドが暴落した後)の2009年1月から南アフリカランド投資を開始した場合を検証してみました。
年月 | 2009年 1月 |
2009年 2月 |
2009年 3月 |
・・・ | 2011年 6月 |
2011年 7月 |
・・・ | 2018年 1月 |
売買量 | 1万通貨 購入 |
1万通貨 購入 |
1万通貨 購入 |
・・・ | 1万通貨 購入 |
新規購入 なし |
・・・ | 30万通貨 売却 |
合計 | 1万通貨 | 2万通貨 | 3万通貨 | ・・・ | 30万通貨 | 30万通貨 | ・・・ | 0 |
平均購入レート | 売却時レート | 為替損益 (30万通貨) |
スワップポイント (30万通貨) |
トータル (30万通貨) |
11.61円 | 9.08円 | -75万9000円 | +133万5771円 | +57万6771円 |
2009年1月~2011年6月までの30ヶ月、毎月定期的に南アフリカランドを購入し2018年1月まで保有し続けたとすると、受け取るスワップポイントは
+133万5771円(1万通貨づつ購入し、全部で30万通貨購入した場合)
となります。
ここで、検証2の平均取得レートは11.61円でした。
2018年1月のランド円の為替レートは9.08円なので
9.08円-11.61円=-2.53円となり、為替差損は
-75万9000円(30万通貨の合計)
となります。
スワップと為替差を足すと
+133万5771円-75万9000円=+57万6771円(30万通貨の合計)
1万通貨あたりに換算したら、平均保有期間7年9ヶ月で19225円の利益です。
レバレッジ別の年利は、下表のようになります。
レバレッジ | 必要証拠金 (30万通貨) |
平均保有期間 7年9ヶ月の損益 |
平均年利 |
1倍 | 348万3000円 | +57万6771円 | +2.13% |
2倍 | 174万1500円 | +57万6771円 | +4.27% |
3倍 | 116万1000円 | +57万6771円 | +6.41% |
4倍 | 87万0750円 | - | 実行不可能 ※2012年10月に8.65円を記録したため 追加の証拠金が必要 |
検証1・検証2ともプラス運用です。
検証3) 検証2において、ランド円の売却時期をずらした場合
最後に、2015年1月のランド高の時期に売却すると、どうなるのか調べてみました。
検証3では、ランド円の運用成績は以下のようになります。
平均購入レート | 売却時レート | 為替損益 (30万通貨) |
スワップポイント (30万通貨) |
トータル (30万通貨) |
11.61円 | 10.37円 | -37万2000円 | +82万3062円 | +45万1062円 |
1万通貨あたりに換算したら、平均保有期間4年9ヶ月で15035円の利益です。
レバレッジ別の年利は、下表のようになります。
レバレッジ | 必要証拠金 (30万通貨) |
平均保有期間 3年9ヶ月の損益 |
平均年利 |
1倍 | 348万3000円 | +45万1062円 | +2.70% |
2倍 | 174万1500円 | +45万1062円 | +5.50% |
3倍 | 116万1000円 | +45万1062円 | +8.20% |
4倍 | 87万0750円 | - | 実行不可能 ※2012年10月に8.65円を記録したため 追加の証拠金が必要 |
検証3も検証1・2と同様プラス運用ですが、年利は検証3が一番高いです。
毎月一定通貨積立投資のメリットとデメリット
購入時期を分散させると、取得レートが平均化されて、全額一括投資よりも安定して利益を出せそうだということが分かりました。
この毎月一定額投資法のメリットとデメリットを考えてみます。
デメリット
・購入時期の分散で、取得レートが平均化することで為替差による大きな利益を狙いにくい
・毎月購入するという手間がかかる
メリット
・取得レートが平均化されるため、大きな為替差損になりにくく、利益が安定している
・決まった額を毎月定期的に購入するため、トレードに感情が入りにくい
リスク | 小(最小1) | 大(最大5) | |
最大リターン | 小(最小1) | 大(最大5) | |
手間 | 小(最小1) | 大(最大5) |
※最大リターン・・・この投資法で期待できる最大の利益
毎月一定通貨積立投資でトレードする場合の注意点
この投資法は、スワップポイントがメインの収入源でありますが、スワップポイントはFX会社によって大きく違ってきます。
そのため、どのFX会社でトレードするかで、得られる利益も違います。
また、定期的に購入するため、最少取引単位が小さいFX会社のほうが、ランド円の買い足しをしやすくなります。
スワップトレード(毎月一定通貨購入)に適したFX会社
・1通貨単位からの取引が可能で積み立てに向いています
・ランド円のスワップポイント・スプレッドとも最高水準
・自己資本規制比率が非常に高く、信頼性が高い
・小数点以下のスワップポイントも切捨てなしで口座に反映
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投資金額によって利用するFX会社を使い分けるのが賢いやり方です
ドル円の10万通貨というと少し大きな額に思えますが、ドル円のレートはランド円の10倍以上です。
つまり、ランド円の10万通貨というものは、ドル円での1万通貨より若干少ない額ですので、
それほど大きい金額ではありません。
10万通貨単位で毎月購入できる方は、FX会社の中でスワップポイントが一番多いクリック証券くりっく365をオススメします。
それは難しいという方は、1万通貨以下で取引可能なFX会社で1番スワップポイントが高いSBI FXトレードを利用し、10万通貨になったらクリック証券くりっく365に移行するということも1つの方法でしょう。
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