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NDD方式のFX会社とは? メリット・デメリットは?
まず、NDD方式(インターバンク直結型)のFX会社について説明します。
すぐにNDD方式のFX会社を知りたい方はこちら↓
NDD方式(インターバンク直結型)のFX会社
NDD方式(インターバンク直結型)とは?
NDD方式のFX会社は、私たち投資家からの売買注文を、FX会社が受けずに、直接カバー先※1の金融機関に発注する方式を採用しています。
※1 カバー先とは:FX会社(=私たち投資家)が外国為替の売買を行う際、為替レートを提示する銀行で、提示する為替レートはインターバンク市場※2をもとに決められています。
※2 インターバンク市場とは:外国為替取引量の多い銀行同士が取引をする為替市場
その際、複数のカバー先と契約して、それぞれからもらうレートの中で一番スプレッド差の小さい為替レートを私たち投資家に提供することで、低スプレッドを実現しています。
このように、ディーラー(FX会社)を介さずに、カバー先銀行のレートで発注することから、No Dealing Desk(ノーディーリングデスク・NDD)と呼ばれます。
また、カバー先銀行が提示するレートが、インターバンク市場に近いレートであることから、インターバンク直結型とも呼ばれますが、意味は同じです。
NDD方式の場合、買い注文と売り注文それぞれについて、複数のカバー先銀行から最良のレートを提示するため、場合によってはマイナススプレッド※3が発生することもあります。
※3マイナススプレッドとは:通常は買値 > 売値のFXの取引レートが、逆転した状態で、逆転スプレッドとも呼ばれます。
例)買値 1ランド=9.10円、 売値 1ランド=9.20円
相対取引(以下DD方式)とは?
相対取引(DD方式)とは、先ほどのNDD方式とは違い、FX会社が投資家と相対するパターンで、基本的にはカバー先が提示したレートを直接私たち投資家に提示せず、そのFX会社で決定した為替レートを投資家に提供します。極端な話、スプレッド0銭を提供することも可能です。
スプレッドはFX会社が決めるため、NDD方式のようなマイナススプレッドは発生しません。
DD方式の場合も、NDD方式と同様スプレッド差がFX会社の利益になります。
それ以外にも、投資家の注文をカバー先に発注しない場合は、投資家が負ければFX会社の利益になります。
そのため、いわゆる投資家に不利な条件でのスリッページ※など、
FX会社側に有利な操作などが起こる可能性も0ではありません。
(これはあくまで可能性の話です。大手のFX会社では、まずないと考えていいでしょう)
※スリッページ:注文時に指定したレートと実際に約定するレートに違いが生じることです。
スリッページを防ぐには?
私たち投資家に不利なスリッページを防ぐには、
- スリッページ対策が万全のFX会社でトレード→スリッページ対策でFX会社を比較
- NDD方式のFX会社でトレード→NDD方式のFX会社一覧
- ストリーミング注文を採用しているFX会社で取引→ストリーミング注文の詳細
の3つが考えられます
NDD方式とDD方式の違い メリット・デメリットは?
スプレッドに関してはDD方式に比べ、NDD方式が必ず有利というわけではありません。
DD方式のFX会社は自社で自由にスプレッドを決定できるため、
NDD方式より有利なスプレッドを提供するFX会社もあれば、その逆もあります。
NDD方式を採用するFX会社は、純粋にスプレッドがそのFX会社の利益になります。
投資家が継続して取引しなければ手数料(スプレッド)収益が減ることから、
投資家には利益を出してもらいたいという立場になり、
NDD方式はDD方式に比べ透明性が高く、不正等が起こりにくい環境と言えます。
メリット | デメリット | |
NDD方式 | ・レートが加工されないため 顧客提示レートの信頼性が高い ・レートが加工されないため スリッページが起こりにくい |
・為替レートがカバー先銀行に依存するため 約定率が低くなりがち ・為替レートが変動しやすい可能性がある ・望むレートに達しても、注文数量が多いと 部分約定※が起こることがある |
DD方式 | ・約定率は比較的安定している ・レートは加工されているため 原則固定等のスプレッドで取引可能 ・注文数量が多くても望むレートに 達すれば、注文が通る |
・FX会社によっては投資家に不利なレート でのスリッページが発生する可能性がある ・提示レートがインターバンク市場から 離れる可能性がある |
※部分約定とは・・・為替レートが自分が望む価格に達しても、自分が望む分の数量がなければ、一部の注文のみしか約定しないこと。
例)1ランド=9.0円で100万通貨買い注文したとき
9.0円の売り注文側に30万通貨しかなかった場合は、30万通貨しか約定せず、残りの70万通貨は未約定となります。
NDD方式のFX会社(業者)は?
どのFX会社がNDD方式を採用しているのか、また、NDD方式を採用しているFX会社のスプレッドについても調べてみました。
NDD方式を採用していても、FX会社によって、スプレッドがかなり違うことがわかりました。
→NDD方式(インターバンク直結型)のFX会社
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