トレール(トレーリングストップ)注文可能なFX会社(業者)は? 使い方とメリット・デメリット

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著者:為替カバ 更新日:2024年10月18日

トレール注文可能なFX会社(業者)とメリット・デメリット

トレール注文(トレーリンクストップ注文)とは

相場の値動きに応じて、決済されるレートが自動的に変動する注文方法で、決済専用の注文方法です。トレーリングストップ注文とも呼ばれます。

簡単に言うと、為替レートが自分の理想通りに動いた際、損切りポイントが為替レートに合わせて自動的に動く、便利な注文方法です。

ちなみにトレールは「追いかける」という意味があります。


トレール注文(トレーリンクストップ注文)可能なFX会社 不可能なFX会社

トレール注文可能なFX会社・不可能なFX会社一覧
トレール注文可能(14社) トレール注文不可能(8社)
ヒロセ通商(LION FX)
サクソバンク証券
GMOクリック証券くりっく365
SBI証券FX
SBI FXトレード
セントラル短資FX
(FXダイレクトプラス)

外貨ex
マネースクエア(M2J)
ゴールデンウェイ・ジャパン
ひまわり証券(ひまわりFX)
アイネット証券(ループイフダン)
外為オンライン
マネーパートナーズFX
OANDA証券株式会社
DMM FX
LIGHT FX
みんなのFX
GMOクリック証券(FXネオ)
マネーパートナーズFXnano
FXブロードネット
楽天FX
インヴァスト証券(トライオートFX)

トレール注文可能なFX会社は、14社すべてでパソコン・スマホ・タブレットでトレール注文可能です。さらに、これら14社のスプレッドも比較しました。

トレール注文可能なFX会社のスプレッド比較表
FX会社一覧 ランド円 米ドル円 ポンド円 豪ドル円 NZドル円 トルコリラ円
 ヒロセ通商
(LION FX)

0.5銭

0.2銭

0.9銭

0.5銭

0.7銭

1.5銭
 SBI証券FX 2.1銭
0.2銭
1.0銭 0.7銭 1.2銭 4.8銭
 外貨ex 1.3銭
0.2銭

0.9銭
0.6銭 1.2銭 原則固定
適用対象外
 GMOクリック証券
(くりっく365)
 
0.92銭 1.0銭 2.5銭 2.5銭 2.5銭 5.3銭
 OANDA証券株式会社 1.3銭~ 0.4銭 1.4銭 1.0銭
1.0銭

2.2銭
 サクソバンク証券 1.0銭 0.4銭 1.8銭 1.0銭 2.0銭
2.1銭
 セントラル短資FX
(FXダイレクトプラス)
1.2銭 0.3銭 1.2銭 0.8銭 2.0銭 2.5銭
 マネースクエア
(M2J)
3.0銭 4.0銭 8.0銭 6.0銭 8.0銭 8.0銭
 ゴールデンウェイ
・ジャパン
5.0~
10.0銭
0.8銭 2.4銭 2.0銭 3.0銭 15~50銭
 ひまわり証券
(ひまわりFX)
4.0銭 1.0銭 6.0銭 4.0銭 7.0銭 取扱いなし
 アイネット証券(ループイフダン) 15.0銭 0.9銭 3.6銭 2.8銭 4.3銭 取扱いなし
 マネーパートナーズFX 取引時間により異なる 取扱いなし
 外為オンライン 15.0銭 1.0銭 3.0銭 3.0銭 6.0銭 取扱いなし
 SBI FXトレード 0.8銭~ 0.09銭~ 0.7銭~ 0.4銭~ 0.9銭~ 1.4銭~
FX会社一覧 ランド円 米ドル円 ポンド円 豪ドル円 NZドル円 トルコリラ円

※ ヒロセ通商のランド円はAM9:00~翌AM3:00で原則固定0.5銭です
※ ヒロセ通商の米ドル円はAM9:00~翌AM3:00で原則固定0.2銭です
※ ヒロセ通商のポンド円はAM9:00~翌AM3:00で原則固定0.9銭です
※ ヒロセ通商の豪ドル円はAM9:00~翌AM3:00で原則固定0.5銭です
※ ヒロセ通商のNZドル円はAM9:00~翌AM3:00で原則固定0.7銭です
※ ヒロセ通商のトルコリラ円はAM9:00~翌AM3:00で原則固定1.5銭です
※ SBI FXトレードのスプレッドは取引通貨量により異なります
※ GMOクリック証券(くりっく365)・サクソバンク証券は固定のスプレッドではなく、スプレッドの平均値です
※3 外貨exのスプレッドは原則固定です

SBIFXトレードのスプレッドは、取引通貨量により異なるため、候補から除外します。
スプレッドで選ぶ場合、多くの通貨ペアで最狭水準のヒロセ通商(LION FX)が有利です。
なお、トレール注文することが可能なタイミングも各FX会社で違います。

トレール注文可能なタイミングの比較表
FX会社一覧  新規注文時に
トレール注文 
 ポジション保有後の
決済トレール注文 
 ヒロセ通商
(LION FX)
 外貨ex
 外為オンライン
 サクソバンク証券 ×
 SBI FXトレード  ×
 SBI証券FX  ×
 GMOクリック証券
(くりっく365)
 
×
 マネースクエア(M2J) ×
 セントラル短資FX
(FXダイレクトプラス)
×
 マネーパートナーズFX ×
 ゴールデンウェイ・ジャパン ×
 ひまわり証券
(ひまわりFX)
×
 アイネット証券(ループイフダン) ×
 OANDA証券株式会社 ×

トレール注文可能なFX会社はすべて、保有ポジションに対しての決済トレール注文は可能です。トレール注文は決済注文ですので、当然といえば当然ですね。

一方、新規注文時にトレール注文可能なFX会社は少なく、ヒロセ通商、外貨ex、外為オンラインの3社だけでした。

トレール注文の決済・新規での使用法の詳細はこちらです↓
FXトレール注文での新規と決済での使用法(やり方)


トレール注文(トレーリンクストップ注文)のメリットとデメリット

メリット
トレンド相場で有利に働きます
感情に流されることなく、損切り設定を自動で切り上げることで、利益を拡大出来ます

デメリット
レンジ相場の場合は通常の逆指値注文と同じ機能です
※逆指値注文:保有ポジションに対して、投資家に不利なレートで指値を入れる注文法

では、トレール注文の実際の使い方と逆指値注文との違いを見てみましょう。


トレール注文(トレーリンクストップ注文)の使い方(逆指値注文と比較)

2種類の為替相場で、トレール注文の使い方と逆指値注文との違いを比較します。


①買い注文後に、一直線で下がる相場

トレール注文の場合
米ドル円の相場が110.0円のときポジションを保有します。
また、そのときのトレール幅を0.5円に設定したとします。

つまり初期段階では、
110.0 - 0.5=109.5円
が決済(損切り)レートです。

その後、レートが110.0円→109.5円まで一直線に下がったため、逆指値(損切り)レートは109.5円のまま、ここで決済されます。

上図のような相場では、トレール注文では、
109.0(決済レート)-110.0(保有時のレート)=-1.0
となり、-0.5円の為替差損(1万通貨の取引で-5000円)が発生します。

逆指値注文の場合
トレール注文と同じく、米ドル円の相場が110.0円のときポジションを保有します。
また、そのときの逆指値(損切り)レートを109.5円に設定したとします。

その後、レートが110.0円→109.5円まで一直線に下がったため、109.5円で決済されます。

上図のような相場では、逆指値注文では、トレール注文と同じく
109.5(決済レート)-110.0(保有時のレート)=-0.5
となり、-0.5円の為替差損(1万通貨の取引で-5000円)が発生します。

②買い注文後に上昇トレンドを形成したあと下がる相場

トレール注文の場合
米ドル円の相場が109.0円のときポジションを保有します。
また、そのときのトレール幅を0.5円に設定したとします。

つまり初期段階では、
109.0 - 0.5=109.5円
が決済(損切り)レートです。

その後、米ドル円のレートが113.4円まで上昇したため、
決済(損切り)レートも0.5円分下を追いかけますので、自動的に
113.4 - 0.5=112.9円
まで上昇します。

その後、レートが113.4円→112.9円まで下がったため、ここで決済されます。

上図のような相場では、トレール注文では、
112.9(決済レート)- 109.0(保有時のレート)=+3.9
となり、+3.9円の為替差益(1万通貨の取引で+39000円)が発生します。

逆指値注文の場合
トレール注文と同じく、米ドル円の相場が109.0円のときポジションを保有します。
また、そのときの逆指値(損切り)レートを108.5円に設定したとします。

トレール注文のときと同様、米ドル円のレートが113.4円まで上昇しますが、
逆指値(損切り)レートは108.5円のままです。

その後、レートが108.5円まで下がったため、ここで決済されます。

上図のような相場では、逆指値注文では、
108.5(決済レート)- 109.0(保有時のレート)=-0.5
となり、‐0.5円の為替差損(1万通貨の取引で-5000円)が発生します。

結論
買い注文後、上昇することなく下がる相場
→トレール注文・逆指値注文とも同額の為替差損が発生

買い注文後に上昇トレンドを形成したあと、下がるような相場
トレール注文が逆指値注文よりも有利

どちらの相場でも、逆指値注文と比較してトレール注文が不利になることはありませんので、マスターしておいて損はない注文方法です。


トレール注文可能でおすすめのFX会社

ヒロセ通商 LION FX

ヒロセ通商 LION FXトレール注文、時間指定注文を含むほとんどの注文方法を利用可能
・新規注文時、ポジション保有後の両方でトレール注文可能
スプレッドの狭さも最高水準です
・キャッシュバック基準が低い(ポンド円片道15万通貨で5000円等)
・合計54通貨ペアの取引が可能です
・1000通貨単位の取引が可能で、小数点以下のスワップも切捨てなし
・口座開設・維持料金とも0円で口座開設にお金がかかりません


現在、最大100万円キャッシュバックキャンペーン中です
詳細はヒロセ通商 LION FXの公式サイトでチェックしてください。


SBI FXトレード

SBI FXトレード・トレール注文が可能なFX会社です
1通貨単位からの取引が可能です
・ポジション未決済でもスワップポイントを毎日出金可能です
・小数点以下のスワップポイントも切捨てなしで口座に反映
・口座開設・維持料金とも0円で口座開設にお金がかかりません


現在、当サイト限定で3000円キャッシュバックキャンペーン中です。
詳細はSBI FXトレードの公式サイトでチェックしてください。



FX注文方法一覧(人気順)
  1. トレール注文
  2. 時間指定注文
  3. ストリーミング注文
  4. クイック注文
  5. IFD注文
  6. OCO注文
  7. IFO注文
  8. FIFO注文

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