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著者:為替カバ 更新日:2023年10月9日
FXトレール注文での新規と決済での使用法(やり方)
FXでは、トレーダーの利便性をよくするために、多彩な注文方法が開発されています。
トレール注文もその一つで、その目的は
「自動でトレンドを追いかけて、利幅を増やす」
ことです。
トレール注文には2種類の使用法(やり方)があります。
- 決済注文での利用
- 新規注文での利用
それぞれの使用法(やり方)を見てみましょう。
1.決済注文でのトレール(トレーリングストップ)注文の使用
下の条件で、ランド円のトレール注文と逆指値注文を利用する場合を紹介します。
- 購入時の為替相場:1ランド=8.0円
- ポジション:買い
- 購入通貨量:10万通貨
有利なトレンド発生あり 1ランド=10円まで円安後 1ランド=7.5円まで円高 |
有利なトレンド発生なし 1ランド=7.5円まで円高 |
|
トレール幅0.3円で トレール注文 |
1ランド=10円で 決済レートも9.7円に 円高反転後、1ランド=9.7円で決済 →損益:+17万円 1番含み益が多い |
1ランド=8.0円の時の 決済レート7.7円のまま 決済レートは動かず。 7.7円で決済 →損益:-3万円 1番含み損がすくない |
1ランド=9.0円で指値注文 1ランド=7.5円で逆指値注文 |
1ランド=9.0円で決済 →損益:+10万円 |
1ランド=7.5円で決済 →損益:-5万円 |
本ケース(買いポジション)での有利なトレンドは「円安」です。
このように、有利なトレンドが発生するとそれに合わせて決済レートも自動的に上昇し、普通に指値・逆指値注文するより利益が大きくなります。
一方、トレンド発生がない場合は、逆指値注文と変わりません。
2.決済注文でのトレール(トレーリングストップ)注文の使用
下の条件で、ランド円の新規トレール注文・成行注文・逆指値注文を利用する場合を比較します。
- 注文時の為替相場:1ランド=7.0円
- 購入予定ポジション:買い
- 購入予定通貨量:10万通貨
有利なトレンド発生あり 1ランド=6.5円まで円高後 1ランド=8.0円まで円安 |
有利なトレンド発生なし 1ランド=8.0円まで円安 |
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トレール幅0.3円で 新規トレール注文 |
1ランド=6.5円の円高時に 注文レートも6.8円に 円安反転後、1ランド=6.8円で約定 →含み損益:+12万円 1番含み益が多い |
1ランド=7.0円の時の 注文レート7.3円のまま 注文レートは動かず。 1ランド=7.3円で約定 →含み損益:+7万円 |
成行注文 | 1ランド=7.0円で約定 →含み損益:+10万円 |
1ランド=7.0円で約定 →含み損益:+10万円 1番含み益が多い |
1ランド=7.5円で 新規逆指値注文 |
1ランド=7.5円で約定 →含み損益:+5万円 |
1ランド=7.5円で約定 →含み損益:+5万円 |
買いポジションでの新規トレール注文での有利なトレンドは、「円高→円安」になることです。
有利なトレンドが発生すると、トレール注文では新規買い注文レートが自動的に下がり、含み益も多くなります。
逆に、一直線で円安に動く場合は、成行注文が一番含み益が多くなります。
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