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政策金利と南アフリカランドの為替相場の相関
スワップ金利は政策金利を元に決められます。政策金利が高くなると、スワップポイントも高くなるのですが、南アフリカの政策金利は為替にどのような影響があるのでしょうか。
このページでは、南アフリカの政策金利とランド円の相関関係を調べてみることにします。
上のグラフは2001年1月から、2019年3月までの南アフリカの政策金利とランド円の推移を表したものです。
政策金利が上がった場合
まず、政策金利が上がるとどうなるのでしょうか。
【ケース1】
2001年12月～2002年9月にかけて、南アフリカの政策金利は9.5%→13.5%に上がりました。
その間ランド円は10.86円→11.52円まで上昇しています。
【ケース2】
2006年5月～2008年6月にかけて、南アフリカの政策金利は7.0%→12.0%に上がりました。
その間ランド円は16.71円→13.58円まで下落しています。
【ケース3】
2013年12月～2014年7月にかけて、南アフリカの政策金利は5.0%→5.75%に上がりました。
その間ランド円は10.04円→9.55円に若干下落しています。
【ケース4】
2015年7月～2016年3月にかけて、南アフリカの政策金利は5.75%→7.00%に上がりました。
その間ランド円は10.05円→7.08円に下落しています。
政策金利が上がると、ランド円は上がる場合もあれば、下がる場合もあるという結果です。
政策金利が下がった場合
次に、政策金利が下がるとどうなるでしょうか。
【ケース1】
2001年5月～2001年9月にかけて、南アフリカの政策金利は12.0%→9.5%に下がりました。
その間ランド円は14.85円→13.30円まで下落しています。
【ケース2】
2003年5月～2005年4月にかけて、南アフリカの政策金利は13.5%→7.0%に下がりました。
その間ランド円は14.79円→17.20円まで上昇しています。
【ケース3】
2008年11月～2012年7月にかけて、南アフリカの政策金利は12.0%→5.0%と、大幅に下がりました。
その間ランド円は9.40円→9.43円とほとんど変わりませんでした。
【ケース4】
20017年7月～2018年3月にかけて、南アフリカの政策金利は7.0%→6.5%に下がりました。
その間ランド円は8.55円→8.96円と若干上昇しています。
政策金利が下がると、ランド円は上がる場合も、下がる場合も、変わらない場合もあるという、見事に一貫性のない結果になりました。
結論
これらのことから、 政策金利とランド円は相関があまりないといえるでしょう。
ご注意ください！
現在、南アフリカの政策金利は5.25%と高金利ですが、スワップ金利収入狙いでランド円を購入する場合、FX会社によって得られるスワップポイントが大きく違います。
ご注意ください。
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