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GDP(経済成長率)と南アフリカランドの為替相場の相関
GDP(国内総生産)とは、簡単に言うと国内で生産されたものやサービスの合計です。
GDPの詳細はこちらで説明しています→南アフリカのGDP・経済成長率の推移
一般的に、経済成長を遂げた国の通貨は高くなると言われていますが、それは本当でしょうか?
このページでは、GDPが前年に比べ、どのくらい増減したかを表す経済成長率とランド円の相関関係を調べてみることにします。
上のグラフは2001年から、2016年までの南アフリカの経済成長率とランド円(年ごとのローソク足です)の推移を表したものです。
このグラフから、例えば2004年から2007年にかけて、南アフリカは年4~5%の経済成長率を示していたものの、為替相場は2005年をピークに徐々に下がっています。
さらに、2009年においては、2008年の世界金融危機の影響で経済成長率がマイナス成長であったにもかかわらず、為替相場は上昇しています。
このグラフからは相関関係は読み取れません。
また、ランド円は「南アフリカランド」と「日本円」の通貨ペアですので、日本の経済成長率とランド円の相関も調べました。
このグラフにおいて、日本は2008年、2009年のどちらもマイナス成長でしたが、2008年はランド円が下落し、2009年は逆に上昇していますので、相関があるとは思えません。
最後に、南アフリカの経済成長率から日本の経済成長率を引いたものは、為替に影響を与えるのか見てみました。
このグラフにおいて、2010年・2016年以外の年で、南アフリカの経済成長率が日本の経済成長率を上回っていましたが、相場は上がるときもあれば下がるときもありました。
結論
GDP(経済成長率)とランド円に相関は見られないといえるでしょう。
次に南アフリカの政策金利と為替の相関を見てみました。
→南アフリカの政策金利と為替の相関
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