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著者:為替カバ 更新日:2022年1月18日
FX会社のロスカット率・マージンコールを比較
ロスカットとは - FX会社によって強制的に反対売買されること
ロスカットとは、ロス(損失)をカット(切る=限定)するという意味です。
つまり、FX会社で保有しているポジションの損失が、ある一定の水準まで達したら、私たち投資家が意図しなくても、FX会社によって強制的に全てのポジションを決済されます。
ロスカットは、損失をそれ以上大きくさせないようにする安全措置とも言えます。
マージンコールとは - ロスカットされる1歩手前の状態
マージンコールは、マージン(余地=余力)をコール(警告)するという意味です。
マージンコールとは一定の損失額に達したら
「今の余力状況では、今後資金が不足する可能性があるので、追加で入金してください」
と連絡がくるシステムです。
ロスカットと違い、ポジションを強制的に決済されることはありませんが、ロスカットされる1歩手前の状態にあると言えるでしょう。そのため、ロスカットアラートとも呼ばれます。
また、追加の証拠金の入金を促す警告であることから、追加証拠金制度とも呼ばれます。
これらロスカットとマージンコールは、FX会社によって基準が異なります。
FX会社一覧 | マージンコール | ロスカット |
マネーパートナーズFX | 証拠金維持率100%以下 | 証拠金維持率40%以下 |
DMM FX | 証拠金維持率70%以下 | 証拠金維持率50%以下 |
GMOクリック証券(くりっく365) | 証拠金維持率100%以下 | 証拠金維持率50%以下 |
松井証券FX | 以下の2回で警告メール 証拠金維持率120%以下 証拠金維持率100%以下 |
証拠金維持率50%以下 |
外貨ex | 証拠金維持率100%以下 | 証拠金維持率50%以下 |
GMOクリック証券(FXネオ) | 証拠金維持率100%以下 | 証拠金維持率50%以下 |
SBI FXトレード | 以下の2回で警告メール 証拠金維持率100%以下 証拠金維持率60%以下 |
証拠金維持率50%以下 |
インヴァスト証券(トライオートFX) | 以下の2回で警告メール 証拠金維持率120%以下 証拠金維持率75%以下 |
証拠金維持率50%以下 |
ゴールデンウェイ・ジャパン | 証拠金維持率100%以下 | 証拠金維持率50%以下 |
楽天FX | 証拠金維持率100%以下 | 証拠金維持率50%以下 |
ライブスター証券 | 全コース 証拠金維持率100%以下 |
レバレッジ25コース 証拠金維持率25%以下 レバレッジ25Hコース 証拠金維持率100%以下 |
SBI証券FX | なし | 証拠金維持率50%以下※ |
FXブロードネット | なし | ブロード25(ライト) ブロード25(ライト)MC 証拠金維持率20%以下 ブロード25(ライト)S 証拠金維持率100%以下 |
アイネット証券(ループイフダン) | なし | アイネット25・25S 証拠金維持率15%以下 アイネット25G 証拠金維持率100%以下 |
外為オンライン | なし | 個人L25コース 個人L25 miniコース 証拠金維持率20%以下 個人L25Rコース 個人L25R miniコース 証拠金維持率100%以下 |
マネースクエア(M2J) | 証拠金維持率150%以下 | 証拠金維持率100%未満 |
OANDA証券株式会社 | なし | 証拠金維持率100%以下 |
マネーパートナーズFXnano | なし | 証拠金維持率100%以下 |
ヒロセ通商(LION FX) | 証拠金維持率200%以下 | 証拠金維持率100%以下 |
ひまわり証券(ひまわりFX) | 証拠金維持率150%以下 | 証拠金維持率100%以下 |
セントラル短資FX(FXダイレクトプラス) | 証拠金維持率125%以下 | 証拠金維持率100%以下 |
LIGHT FX | 証拠金維持率120%以下 | 証拠金維持率100%以下 |
みんなのFX | 証拠金維持率110%以下 | 証拠金維持率100%以下 |
サクソバンク証券※ | 証拠金使用率75%以上 証拠金使用率90%以上 |
証拠金使用率100%以上 |
FX会社一覧 | マージンコール | ロスカット |
会社名をクリックされると、公式サイトを別ウインドウで開けます
※すべてのFX会社でレバレッジ25倍のコースに限定して紹介しています
※SBI証券FXはロスカットの初期値が50%で、30%~90%の間で設定可能
※サクソバンク証券は証拠金維持率ではなく、証拠金使用率で評価します。
証拠金使用率:サクソバンク証券のみで採用しているロスカット判定データ。
入金したお金+評価損益に対して、使用している証拠金の割合を示しています。
証拠金使用率が低いほど、ロスカットされにくくなります。
証拠金維持率:サクソバンク証券以外のFX会社で採用しているロスカット判定データ。
こちらも入金したお金+評価損益と、証拠金の関係を示していますが、
証拠金使用率とは逆に、証拠金維持率が高いほど、ロスカットされにくくなります。
ここから先は、多くのFX会社でロスカット判定に採用している「証拠金維持率」の説明をします。
証拠金維持率の計算方法
マージンコールやロスカットの判定で出てくる証拠金維持率とは、
厳密にはポジション必要証拠金※に対する証拠金の余力の割合をいいます。
証拠金維持率の計算方法は以下の通りです
証拠金維持率=(純資産額※-注文証拠金※)÷ポジション必要証拠金※×100
※純資産額:FX会社に入金したお金にスワップと為替損益を加えた金額
※注文証拠金:注文中(未約定)の新規注文に必要な証拠金
※ポジション必要証拠金:保有ポジションを維持するために必要な証拠金
(レバレッジ25倍を採用のFX会社であれば、購入通貨量の1/25相当です)
証拠金維持率は、純資産額に大きく影響を受け、入金したお金が少ないと急激な為替変動によってロスカットされやすくなります。
例1)証拠金10万円で10万通貨保有
・南アフリカランド円を10万通貨(買い)保有
・ポジション保有時の為替相場 1ランド=8.58円
・FX会社に入金した証拠金:10万円
ポジション保有直後では、
純資産額=FX会社に入金したお金10万円(為替損益なし)
注文証拠金=新規の未約定注文がないので0円
ポジション必要証拠金=ランド円10万通貨に必要な証拠金
=8.58円×10万通貨÷25=3万4320円
となり、
証拠金維持率=(純資産額-注文証拠金)÷ポジション必要証拠金×100
=(10万円-0円)÷3万4320円×100=291%
です。
例1では、仮に0.5円の円高(1ランド=8.08円)になると、
証拠金維持率=(純資産額-注文証拠金)÷ポジション必要証拠金×100
=(5万円-0円)÷3万4320円×100=146%
まで下がります。
さらに、1円の円高(1ランド=7.58円)になると、
証拠金維持率=(純資産額-注文証拠金)÷ポジション必要証拠金×100
=(0万円-0円)÷3万320円×100=0%
で、ロスカットされてしまいます。
例2)証拠金30万円で10万通貨保有
・南アフリカランド円を10万通貨(買い)保有
・ポジション保有時の為替相場 1ランド=8.58円
・FX会社に入金した証拠金:30万円
ポジション保有直後では、
純資産額=FX会社に入金したお金30万円(為替損益なし)
注文証拠金=新規の未約定注文がないので0円
ポジション必要証拠金=ランド円10万通貨に必要な証拠金
=8.58円×10万通貨÷25=3万4320円
となり、
証拠金維持率=(純資産額-注文証拠金)÷ポジション必要証拠金×100
=(30万円-0円)÷3万4320円×100=874%
です。
例2では、仮に0.5円の円高(1ランド=8.08円)になると、
証拠金維持率=(純資産額-注文証拠金)÷ポジション必要証拠金×100
=(25万円-0円)÷3万4320円×100=728%
まで下がります。
さらに、1円の円高(1ランド=7.58円)になると、
証拠金維持率=(純資産額-注文証拠金)÷ポジション必要証拠金×100
=(20万円-0円)÷3万4320円×100=582%
まで下がりますが、ロスカットはされません。
ロスカットの水準は低いほうがロスカットされにくい
ロスカットは証拠金維持率100%以下を基準にしたFX会社が多いのですが、中には50%以下というFX会社もあります。
つまり、その分ロスカットされるレートに余裕ができる(ロスカットされにくくなる)ため、より有効に証拠金を活用できます。
ロスカットの水準 | 証拠金維持率100%以下 | 証拠金維持率50%以下 |
メリット | ・ロスカット時、残金が多い | ・ロスカットされにくい ・証拠金を有効に活用できるため 短期売買、長期保有どちらにも有利 |
デメリット | ・ロスカットされやすい | ・ロスカット時、残金が少ない |
このように、ロスカットされる水準が低いと、
- 為替差益狙いの短期売買
- スワップ狙いの長期保有
のどちらにも有利に働きます。
マージンコール機能つきのFX会社がベスト
また、マージンコール機能があれば、ロスカットの危険をすぐ察知できます。
そのため、
「為替相場のチェックが遅れてしまい、いつの間にかロスカットされていた」
といったリスクを減らせます。
ロスカットの水準が低く短期売買に有利な(スプレッドが狭い)FX会社
スキャルピングやデイトレードなど、高レバレッジでのトレードは、なるべくロスカットの水準が低いほうが資金を有効に活用できます。
このような場合は、ロスカットの発生水準が低く、スプレッドの狭いFX会社での取引がオススメです。
スプレッドの詳細比較→FX会社の主要通貨ぺアのスプレッドを比較
・ロスカットの水準が50%以下と低いです
・マージンコール機能で、ロスカットの危険をすぐ察知できます
・主要通貨ペアでスプレッドが最狭水準です
・買いと売りスワップが一本値で買いと売り両方のトレードに有利
・取引ごとに取引応援ポイント(ポイントは現金と交換できます)
・口座開設・維持料金とも0円で口座開設にお金がかかりません
金額・条件の詳細はDMM FXの公式サイトでチェックしてください。
・ロスカットの水準が50%以下と低いです
・マージンコール機能で、ロスカットの危険をすぐ察知できます
・ロスカットレベルが低く、証拠金を有効活用できます→詳細確認
・口座開設・維持料金とも0円で口座開設にお金がかかりません
金額・条件の詳細は外貨exの公式サイトでチェックしてください。
ロスカットの水準が低く長期投資向き(スワップポイントが高い)FX会社
南アフリカランドなどの高金利通貨をスワップ狙いで長期保有する場合、予期しない円高が発生することはよくあります。
このような場合は、ロスカットの発生水準が低く、スワップポイントが高いFX会社での取引がオススメです。
スワップポイントの詳細比較→南アフリカランド円のスワップポイントを比較
・ロスカットされる水準が50%以下と低いです
・マージンコール機能で、ロスカットの危険をすぐ察知できます
・ランド円のスワップポイントで選ぶなら間違いなくこの会社
・口座開設者数62万8452口座(2021年11月)と人気です
(キャンペーンでなく2013年10月1日からずっと取引手数料0円)
・口座開設・維持料金とも0円で口座開設にお金がかかりません
詳細はGMOクリック証券(くりっく365)の公式サイトでチェックしてください。
南アフリカランド円に有利なFX会社
- ランド円のスワップポイント・買いで比較(たくさんの金利をもらいたい方)
- ランド円のスワップポイント・売りで比較(売りからトレードしたい方)
- ランド円のスプレッドで比較(取引のコストが気になる方)
- ランド円の取引単位1000通貨以下で比較(小額での取引を希望される方)
- ランド円に有利なFX会社 総合ランキング(どのFX会社が良いか迷われている方)
- 未決済でスワップを出金可能なFX会社一覧(毎日スワップ金利を使いたい方)
- スワップにかかる税金で比較(税金に有利なFX会社を知りたい方)
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- 両建て時の証拠金で比較(同一FX会社で両建てをしたい方)
- ロスカット・マージンコールで比較(証拠金を有効活用したい方)
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- 入金手数料・出金手数料で比較(無駄な費用を省きたい方)
- スリッページ対策・約定力で比較(スリッページでの損失を防ぎたい方)
笑顔が素敵なアフリカの子どもです