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FXトラリピ注文は稼げる手法か検証
FXトラリピ注文とは
トラリピ(トラップ・リピート・イフダン)とは、マネースクエア(M2J)が提供するFXの注文方法の一種です。
「●円で買えたら〇円で売る」というセットの注文を、罠を仕掛けるように等間隔にまとめて設定します。
より詳しくはこちらです→トラリピとは
今回、FXトラリピ注文は本当に稼げる手法なのか、検証しました。
- FXトラリピは本当に稼げる?
- トラリピトレードで稼ぐコツ
- トラリピのメリット・デメリット
1.FXトラリピは本当に稼げる?
一番気になるのが「本当に稼げるのか?」の1点です。
稼げないのに、わざわざトラリピする意味がありません。
そこで、過去のトラリピ成績を検証しました。
ここでチェックすべき点は、収益合計と評価損益です。
成績上位のトラリピ設定では、収益合計と評価損益の合計がプラスで、確かに稼げているといえます。
ただし、上の成績トップ10は、以下の12通貨ペアの中から選ばれています。
米ドル円・ユーロ円・ユーロドル・豪ドル円・豪ドル米ドル・NZドル円・NZドル米ドル
カナダドル円・ポンド円・トルコリラ円・南アフリカランド円・メキシコペソ円
ところが、ランキングに現れるのは、ほとんど米ドル円と豪ドル円です。
そこで、取引が多い代表的な8通貨ペア(米ドル円・ユーロ円・ユーロドル・豪ドル円・NZドル円・ポンド円・トルコリラ円・南アフリカランド円)について、2013年1月1日のレートを100とした場合の為替レートの推移を調べました。
とびぬけて下落しているのは、トルコリラ円です。
逆に米ドル円は上がり下がりを繰り返しながら、現時点では一番上昇しています。
豪ドル円は、一見他の通貨ペアと大きく変わりませんが、平均値が一番100に近いです。
2013年の為替レートを100とした場合の、為替レートの平均値を紹介します。
米ドル円 | ポンド円 | ユーロ円 | NZドル円 | 豪ドル円 | ユーロ ドル |
ランド円 | トルコ リラ円 |
|
平均値 | 131.1 一番高い |
112.9 | 111.9 | 111.7 | 95.4 一番100 に近い |
85.5 | 83.7 | 74.9 一番低い |
- トルコリラ円は下落率が高いため損失が大きそう
- 米ドル円は上昇率が高いため損失が少なめ
- 豪ドル円は為替レート平均値が100に近いため、レンジ相場が多く(リピート回数が多く)利益を出しやすい
といった予測がつきます。
次に、「トルコリラ円」「米ドル円」「豪ドル円」の通貨ペアに限定して、トラリピ注文の成績を詳しく調べました。
トルコリラ円は下落相場が続いています。予想通り、トラリピ注文で約定はするけど、為替レートが上昇しないため決済できない、含み損(評価損益がマイナス)の状態が続きます。
ちなみに、収益合計はスワップ益を含んでいます。
米ドル円は収益が最大44万円のトラリピ注文がありますが、設定レンジの上限が高め(115円前後)のものは評価損が小さく、低め(110円前後)だと、評価損が大きい傾向にあります。
また、2017年は1ドル=110円前後のレンジ相場が続いたため、2017年から開始したトラリピ期間が短いものでも、高い収益を得ています。
豪ドル円はレンジ相場が長く続いていることもあり、トップ10の収益が33~42万円で一番安定して稼げています。また、どのトラリピ注文もレンジの上限は85円前後で、評価損が低めです。
「1.FXトラリピは本当に稼げる?」まとめ
上に挙げた成績から、トラリピで稼ぐのは可能だとわかりましたが、継続して稼ぐにはコツが必要だということもわかりました。
2.トラリピトレードで稼ぐコツ
トラリピトレードで安定して稼ぐコツは2点です。
- 一方的に下落する通貨ペアを選ばない
- レンジの上限を低く設定する(買い注文)
一方的に下落する通貨ペアを選ばない
先ほどの為替チャートの推移では、トルコリラ円は下落する一方で、上昇がありませんでした。
このような通貨ペアでは、トラリピ注文で約定はするけど、為替レートが上昇しないため決済できない、含み損(評価損益がマイナス)の状態が続きます。
そのため、トルコリラ円でのトラリピは止めたほうが無難です。
レンジの上限を低く設定する(買い注文)
米ドル円買い注文のトラリピ成績を見てみると、トラリピ設定でのレンジ上限が高いと、含み損も大きくなる傾向が見られました。
そのため、なるべくレンジの上限を低く設定してスタートすると、含み損が小さくなる傾向にあります。
逆に売り注文では、レンジの下限を高くする必要があります。
今回調べた中では、豪ドル円のトラリピ成績が良かったです。
その理由は、レンジ相場が長く続いているためです。
ただし、今後どの通貨のレンジ相場が長く続くか予想が難しいため、まずは上の2点を守ってトラリピをされることをおすすめします。
3.トラリピのメリット・デメリット
デメリット- トラリピトレードと相性が悪い通貨ペアがある
スプレッド以外に売買手数料がかかる
(2019年6月29日以降、すべての取引で手数料無料になりました)
1万通貨未満 | 1万通貨以上 | |
ランド円 | 取引不可 | 無料 |
ランド円以外 | 無料 (対ドル通貨は0.5ドル) |
無料 |
メリット
- トラリピ設定後は時間をかけずに自動で利益を出すことが可能
- レンジ相場では短期間で大きな利益を出すことが可能
- 感情的に判断をする必要がない
トラリピ注文に向いている人
稼げるトラリピ設定は、各通貨ペアにおけるトラリピ成績トップ10の利益金額・リピート回数を見てお分かりのように
「少ない通貨量で買い注文を多く出し、利益が出たら決済」
というトレードスタイルです。
また、レンジ相場では大きな利益を出すことがあるものの、いったん購入した通貨は、設定したレートで約定するまで持ち続けます。
トラリピは、基本的に少ない通貨量(低レバレッジ)で損切り設定しない運用となりますので、長期投資で安定した利益を出したい方向けです。
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