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南アフリカが舞台となった映画
ほとんどの方が知っているとても有名な映画というものはありませんが、いくつありますので紹介します。
私が感動した映画「マンデラの名もなき看守(2007年)」
1960年代から1990年代にかけて、アパルトヘイト政策を導入して、それが撤廃になっていく過程を描写した映画です。(ネタバレ注意)
主人公は後のネルソン・マンデラ大統領ではなく、彼を担当することになった看守です。
私がこの物語で感動したのは、マンデラ氏の精神力というか、心の持ちようといったものです。
マンデラ氏はアパルトヘイト撤廃の運動に参加したため、国家反逆罪で終身刑の判決を受け、その後27年間もの間、牢屋に入れられてしまいました。
簡単に27年と言っていますが、もし自分が27年間も牢屋に入れられると思うと、どんな状態になってしまうのか想像もつきません。
実はその間、「反アパルトヘイト運動を止めるなら、刑務所から出してあげよう」と、当時の政府に言われるのですが、マンデラ氏は首を縦に振りません。
「南アフリカを自由で平等な国にする」
という彼の信念に感動せずにはいられませんでした。
そして、1994年南アフリカの大統領に就任します。
マンデラ氏は、これまで白人のアパルトヘイト政策のせいで、自分自身は27年間も投獄され、更に子供も亡くしてしまうなどの十分すぎるほどの苦渋を味わっています。
当然、白人はマンデラ大統領の白人への報復を恐れたのですが、憎しみは憎しみを呼ぶだけとして、そのような報復を一切行いませんでした。
マンデラ氏の言葉
「生まれたときから、肌の色や育ち、宗教で他人を憎む人などいない。人は憎むことを学ぶのだ。もし憎しみを学べるのなら、愛を教えることもできる。愛は、憎しみに比べ、より自然に人間の心にとどく」
「誰でも自由で平等になれる理想の国」を目指して活動されるマンデラ大統領の姿は、ただただ感動です。
そのマンデラ氏も、2013年12月に95歳でお亡くなりになられました。
ご冥福を心よりお祈りいたします。
(出展 wikipedia.org)
その他にもあります、南アフリカ関連映画
遠い夜明け(1987年)
アパルトヘイト解放運動の英雄として知られているスティーヴ・ビコ(享年30歳)と、白人の記者との友情を描いた作品です。
アマンドラ! 希望の歌(2002年)
アパルトヘイトで苦しい生活を繰りながらも、歌うことで抵抗し続けた黒人の話です。
ツォツィ(2005年)
アパルトヘイト撤廃後、黒人の間での格差によって生まれたツォツィ(不良)に関する映画です。
第9地区(2009年)
ヨハネスブルクに現れた、宇宙人と人間によるSFストーリーです。
インビクタス/負けざる者たち(2009年)
アパルトヘイト撤廃後の南アフリカにおいて、白人と黒人を1つにまとめ上げていく、ネルソン・マンデラ大統領の姿を捉えた映画です。
ケープタウン(2013年)
南アフリカ・ケープタウンでの誘拐事件を題材にしたサスペンス・アクション映画です。
パイレーツ・オブ・カリビアンで有名な、オーランド・ブルームが出演しています。
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